きこり/自然農ファーマー
兵庫県出身。
絵本の翻訳家になることを夢見ていた時代があり、南仏、イタリアのナポリでの語学留学経験がある。アメリカ、カナダ、スイスなど多数の国を周遊した後、東京の出版社に勤務。
お気に入りのオーガニックカフェでたまたま手にした自然農の本に感銘を受け、著者に直接、話を聞きに行ったのをきっかけに自然農について学び始め、退職して自然農をするために京都の田舎へ移住。
自然農を始めたことで、山は、木と人間と動物たちが共生することで成り立っており、手入れをしなければ守るべき植生が崩れ、動物も暮らしにくい山となり、山の食物が減り、人間の住む場所へ降りてくるため、獣害が増えるということに気付かされ、獣害についても考えることに。
「人間は人間の場所で、動物たちは本来の山の暮らしができるようにしたい、それが自分のすべきことだ。」と感じ、林業の移住斡旋がきっかけとなって、呼ばれるように伊吹山に移住(あとにも先にも伊吹山での林業移住斡旋の募集はない)。
行政が行っている支援講習を受け、「自分にはこれしかない!」と確信を持ち、田舎移住型支援制度で林業の仕事を始め、きこりとして現在に至る。
自然農の米作、野菜作りや、竹細工、パン作りにも奮闘中。